これは ↑ イメージ画像
桜がほぼ散った4月中旬の上野公園は、
お花見や春休みや新入学シーズンも過ぎ
ボンヤリと落ち着いた風景が広がっていました。
そんな春のうららの上野恩賜公園で、
ベンチに座って開いたのはこの本です。


高村薫の「太陽を曳く馬」三部作の完結編らしいのですが、
前二作は読んでいません。これだけでも単独で読めます。
宗教家のオヤジと絵かきの息子が登場し、
簡単に言うと、絵かきの息子が人を殺す話です。
この中では高村女史の宗教観や近代美術に関する
論考が書かれています。
物語の内容に関しては触れないのがマナーだと思いますが、
登場する何人かが語る芸術論や、高村氏自身が持たれている
芸術についての視点にはちょっとイラッとしてしまいました。
芸術論についてもそうですが、絵画と文学の芸術的同一性や
差異に関してもチョッと言いたい感じです。
感想はいずれ“たなぞう”に書くと思いますが、
この本の感想は批評になりそうだな~。
丸めたり包括したりしたくないな~。
という思いがありますので、適当にお茶を濁すかもしれません。
また、この本の表紙はロスコの絵ですが、
本当はニューマンの絵をもってきた方が適切だったのではと思いました。
上巻のロスコはセゾン、下巻のロスコは川村の収蔵品を用いています。
ニューマンは川村が持っていますが使用許諾が取れなかったのかな?

